気持ちのまとめ

2003年5月9日〜2003年8月5日

2003年5月9日、病院に行く時のために気持ちをまとめました。 2003年8月、一部修正しました。

▼ 自覚する性: 中性 (無性)

精神的には男性でも女性でもどちらでもない中性だという風に思える。
体通りの男性だとも思えないし、女性だとも思えない。

男性を同性、女性を異性だと思う意識も薄く、両方とも違う性のように感じる。
そのためなのか、単に一人でいる方が好きだからなのかわからないけれども、
友だちを作るのにも抵抗があって、今まで友だち付き合いの経験がほとんどない。

▼ 恋愛対象: なし (無性愛、Aセクシャル)

女性とも男性とも恋愛や性体験をしたことがない。
また、そのような夢も一度も見たことがない。

人を好きになる気持ちはうらやましいと思うけれども、恋愛の「行為」自体に対しては無関心。
プラトニック・ラブにはあこがれている。
興味や好奇心を持っているのは女の人だけに対してだけど、
男性的な本能や性欲から好きになるという感じとは違っていると思う。

▼ 自覚したころ

幼い時のことはよく覚えていないが、10歳くらいの時には女の人の服装に強くあこがれる気持ちがあった。
性別を一時的にでも錯覚できるので、女の人の服を着ると解放されたみたいに心が楽になった。

話し方や仕草などが女っぽいわけではなかったし、心が女っぽいとは思えなかった。
男の人が好きだという気持ちも全然なかった。
自分の心のタイプ(属性)がよくわからなかった。

最近になって、性同一性障害というのがあるということを知ったときも、
似ているけど自分とは関係のないものだと最初は思っていた。

▼ 嫌悪感

(1) 男性でいること (体に合わない服をずっと着せられているみたいな感じ)
(2) 性体験すること (大切な物を壊してしまうというような感じ)

第二次性徴で体が男っぽくなるのが嫌だったし、性に関することを楽しいことだという風にはとても思えなかった。
女性ホルモンを使ったのは、これらの嫌悪感を同時に和らげる、決定的な方法だと思ったからだった。

▼ 女性ホルモンの効果 (2002年10月から開始)

(1) 体つきの女性化
体から「男性」が消えていくのが楽しいような感じがして、痛いから嫌だという気持ちにはならなかった。
体つきが変わってきても「良かった」と思うだけで、胸が膨らんできたりしたのにもすぐに慣れた。

(2) 性の衝動の大幅な減少
性の衝動があると、自分が「ケモノ」みたいになってしまったような感じがして嫌だった。
始めてから1ヶ月半くらいで「しなくてもいい」ようになって、ほっとした。
体の中の男性的な活動がなくなったことが実感できて、普段から穏やかな気持ちでいられるようになった。

自分の体が自分の心の居場所になってきたようで、現実の自分を否定するような気持ちが薄くなってきた。
空想など、他のことで気を紛らわせるようなことをしなくても平気になってきた。

▼ これから……

 ☆ 2003/8/5 修正 ☆

SRS(性別適合手術)をする必要性はあまり感じていない。
女性に対しても男性に対しても性欲を感じないし、これからも経験するつもりはない。
年齢、容姿、経済的なことを考えても、困難なことが多く、現実的な手段とは思えない。

また、一般的な女性が持っているような興味や知識もあまり持っていないので、
「女性」にも向いていないように思える。

ホルモンを半年以上続けて、違和感はもう半分以上はなくなった感じがする。
今でも少しずつなくなりつつあるのを感じているので、精神的にも安定している。
今より少しでも体を「男性」から遠ざけたいという気持ちは強いので、女性的になるのは全然嫌ではない。

男女があいまいな今の「ポジション」の方が自分らしくいられそうにも思える。
男性か女性かのどちらかに当てはめられるのではなく、
第三の性みたいな存在として見られるようになれたら良いと思っている。

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