1965 ~ 2016。
※ 下書きです。
物心ついたころから、可愛い服やスカートなど、女の子の服に憧れる気持ちが強かったです。 はっきりといつからかというのはわかりませんが、物心ついたときには好きだったように思います。
わたしは覚えていませんが、近所の女の子の浴衣を見て「ぼくも着たい」と言ったことがあったそうです。
何となく、男の子同士か女の子同士で遊ぶのが普通という感じがしていました。 子供の頃から人見知りが激しいというのもありましたが、女の子とおしゃべりしたり遊んだりすることはほとんどありませんでした。 何となく話しかけたら悪いような気もしていました。
泣き虫でしたが、よく泣き方が男らしくないと言われました。 静かに涙を流すような泣き方だったと思います(それは今でもあまり変わっていないようです)。
何で涙が出てくるのか、自分にも分からないくらいでした。 「こういう気持ちになるのは女の子っぽいってことなのかな」という風にも思っていました。
女の子に見えるような容姿では全然なかったですが。 それさえも自分にも女の子っぽいところがあるのかも?と思えることでした。
とにかく、まわりに自分が本当に思っていることがばれてしまったら「もっとひどいことになる」という恐れでいっぱいでした。 もちろん、誰にも話したことはなかったです。 「友達を作る」ということも思いつかなかったような感じです。
男子と女子に分かれても、わたしはどちらにも思えなくて仲間はずれのような気持ちになっていました。
小学4~5年くらいには、性別に対する嫌悪感がありました。 「途中で性別が変わることはない」「死ぬまでずっと」というのも当たり前のように思えて絶望的でした。
男の子と女の子の体の違いがあることは何となくわかっていました。 自分が女の子という風に思えるはずはありませんでした。
「男でも女でもない性別」が実際にあるのをいつの間にか知っていて、せめて男でなかったらいいのに……と思っていました(その後、中学の時に第二次性徴が来て「やっぱりダメだった」と思いました)。
現実的に叶うことはなくても、誰か一人でもよいので「女の子」に見てもらえたら……という空想はありました。
マンガや本を読むのが好きで、おとぎ話やSFなどが好きでした。
テレビでタレントのカルーセル麻紀さんのことを知って、現実で本当にそんなことができるのかと思いました。 その頃は、雲の上の出来事みたいで自分にできることのようにはとても思えませんでした。
※ 以降、続きます。
とにかく「第二次性徴」が嫌だったです。 ヒゲとか、声とか、「白いの」とか……色々です。
第二次性徴が嫌でした。 特にヒゲが濃くなるのとか……。
体については自分で見ることも人から見られることも、正直に言って嫌だったです。
プールや海、(公衆の)お風呂は、高校時代が最後です。
性別のことでも「あきらめムード」です。
インターネットを始めて、ウェブページ作りもするようになりました。
2002年10月(37歳)から女性ホルモン剤の服用を始めました(現在も継続中)。
「性別」のことでの嫌悪感が以前よりは和らぎました。
2006年3月(40歳)、正常眼圧緑内障(NTG: Normal Tension Glaucoma)と診断されました。
現在も通院して治療中です。
現在に至ります。